イタリア語で500を意味する言葉が「チンクエチェント」。それを車名にした車が今、日本を走り始めている。イタリア好きや車好きには支持する人も多いイタリアの大衆車であって昨年まで50年にわたりイタリア人の足を支えてきた名車である。

車好きの私は以前から知っており、シトロエンのDSと同じくらいほしい車であったわけだが、今日の話題はこのチンクエチェントが新しくなり新車としてよみがえったということである。細かい車についてのスペックは専門誌に任せるとして、なぜにこの車が気になるのかである。

まずスタイリングとして非常に可愛らしい。旧車は1957年製で新車は2007年製である。この50年の間にエンジンが後から前へ駆動輪も後から前へと変化しましたが、小さいながらの自分の役割は決して忘れておらず、ちゃんと大人4人を運べるコミュータとしての能力は確保しています。

500ccから1200ccとなったのは時代の趨勢としてはしょうがないというか、できちゃった結婚じゃないけど、1200CCしたけどこのくらいないとカッコわるいから勘弁してねえ・・というノリじゃないかなあと思っていたんだけどいかかでしょうかね。

旧車がイタリアの人々に50年もの間親しまれてきたことを踏まえて考えるに、道具としてのチンクエチェントではなく、イタリア人の生活を運んだチンクエチェントなのである。新しくなっても今まで通りに人気者で生きていってくれるでしょう。

一つだけ蛇足な話。チンクエチェントの旧車を買おうと思っていたとき、ランニングコストや手間などを考えて専門ディーラーに聞いたことがあります。そのとき答えたのが、かに目のほうが楽だと思うよ。